岸和田を歩く     

 僕たちと岸和田の接点といえば、ナイナイ主演の映画「岸和田少年愚連隊」ぐらいでした。平成23年10月より岸和田を舞台にしたNHKの連続テレビ小説「カーネーション」が始まり、昔から映像で見ているだんじり祭りへの興味も重なって岸和田に興味がわきました。岸和田訪問後、「岸和田少年愚連隊」の作者である中場利一の小説「走らんかい!岸和田だんじりグラフィティ」を読みました。この本から、岸和田人のだんじりにかける思いやだんじり祭りを中心にした濃厚な地域コミュニティ、そして岸和田人の気質のようなものが見えてきました。そして何か岸和田や岸和田の人が好きになりました。 さて今回は「ゲゲゲの女房」の舞台から「カーネーション」の舞台への旅行記です。大阪の南といえば、僕たちが行った事があるのは堺と関西空港ぐらいです。泉南への旅は初めてです。カオルちゃんに会えるといいな?

南海電車に乗って♪♪

 蛸薬師から岸和田まで各駅停車、岸和田から今宮戎まで区間急行で大阪に帰る。向かって右側に座っているのは布袋さん系のロッカー。頭のてっぺんで30センチくらい髪が立ち上がって固まっている。ごつい顔にグラサン、できるだけ顔を見ないようにする。理由は二つ「からまれたくない」と「見たら絶対に吹き出してしまう」。向かって左側にはX Japan系のロッカー、顔中ピアスに白い薄化粧(もちろん男性)銀髪に近いロン毛、黒い革の上下に銀系の装飾品。ところがこちらの方は途中で隣に座った「おおさかのおばちゃん」に話しかけられる。嫌がるかと思ったらとんでもないそれから仲良くなってずっと難波まで楽しそうにお話ししていた。
 さらに途中から自転車に乗ったままのかっこいい若者二人、おそらく高校生ぐらい。南海ではこういうシステムがあるのでしょう。かっこいい自転車に乗ったかっこいい若者に別の「大阪のおばちゃん」が質問「あんたら、競輪の選手か?」いくら岸和田に競輪があるからと言って・・・、ところでサンフランシスコからバークレーに行く電車で乗客が自転車で電車に乗り込んでいた。
 ついで乗ってきたのが背が高くスタイルがよく美人のデルモとしか思えないかっこいい若い女性が二人、ひとりが長いスカートなのだがスカートの上から胸の下までが露出している。もう一人は超ホットパンツでまっすぐで傷一つないきれいな足が露出。右も左も真中も、目のやり場がないのです。南海電車ってすごい! 
 だんじり(地車)とだんじり会館

 岸和田といえばだんじりです。地元の人にとって盆・正月よりも大事なイベントです。お祭りの日には日本中に散っている岸和田人が集まってきます。指名手配中の岸和田人さえ祭りに浮かれて帰ってくるそうです。大阪でも南の地、ラテン系の関西人が住んでいる場所です。僕も、だんじり会館の大型マルチビジョンでだんじり祭りの映像を見ていると胸が熱くなりました。このような祭りを持っている岸和田の人がうらやましいと思いました。下の写真はだんじり会館に展示されているだんじりです。素晴らしい彫刻が施されています。だんじりは祇園祭の優雅な山鉾とは全く違った美意識を持った「祭りのだし」です。是非一度、人々が熱狂し、だんじりが激走している本物の祭りを見てみたいものです。

      
岸和田駅とだんじりカラクリ時計

駅は高架の現代的な駅です。駅前広場にカラクリ時計があります。

 岸和田駅前商店街

どこの地方都市にもある駅前のアーケード商店街。このアーケードの中もだんじりが通るそうです。

コシノ洋裁店

カーネーションの影響を受けて復元された。一階は岸和田のお土産が販売されている

 珈琲&ハンバーガー 和蘭豆 LAND'S

とても優しいご夫婦がお店をしておられます。朝昼兼用にサンドイッチをいただきました。


紀州街道

大阪高麗橋を起点に住吉・堺・岸和田を経てと紀州・和歌山に至る街道です。和歌山は徳川御三家のひとつ紀州徳川家のおひざ元です。

寺町

紀州街道沿いやこの寺町筋に岸和田の寺院が集まっています。町の歴史を感じさせる通りです。この中で本徳寺は明智光秀の子供が開いたお寺だそうです。光秀の肖像画が残っています。

 C.T.L BANK

旧和泉銀行本店です。左右対称の美しい建物です。

岸和田中央会館

昭和初期の建築です。レンガがアーチ状になっています。

旧四十三銀行

大正8年建造。縦に伸びた花崗岩の白とレンガの赤が美しいコントラストになっています。

欄干橋

古城川(現在は古城川緑道)に架かる紀州街道の小さな橋です。

きしわだ自然資料館

寺田財閥の寺田銀行の跡です。ナウマンゾウの化石が展示されています。ここでは泉南の自然が学べます。きしわだ自然資料館とだんじり会館、岸和田城は三館共通の入場券があります。 

マス形門

紀州街道に二か所あるマス形門のうち、こちらは内町門(北大手門)です。攻め入った敵兵が町を見渡せないよう、道路がクランク状になっています。

こなから坂

だんじり祭りの見せ場だそうです。道がクランク状になっています。だんじりが右へ左へ傾きながら駆け上がっていくのでしょう。

カンカン場(看貫場)

やりまわしの名所です。昔は港だったようです。祭りの装束を売っているお店があり、記念に団扇を買いました。

円成寺

真宗大谷派のお寺です。とても立派なお寺です。紀州街道沿いにあります。

本町の町並み

本町・紀州街道沿いの町並み。黒い瓦屋根が続き、美しい。こらが山陰になると赤瓦になるのです。

まちづくりの館

本町の紀州街道増にあります。清潔なトイレ・多目的トイレがあります。岸和田観光の情報が得られます。

ここにいたおばさんから訪問前夜にNHKで放送された「いっちょまえ」の情報を聞きました。ナイナイのやべっちはこの放送のロケで本町のだんじりに参加していたそうです。翌日、早速録画を再生するとだんじり祭りと地域の人々のかかわりが描かれていました。やべっちも一生懸命走っていたようです。

紀州街道本町一里塚跡と一里塚弁財天

本町にある。紀州街道に一里ごとに置かれた路程標。この奥に弁財天さんが祀られています。

岸和田城(千亀利城)

深い堀に囲まれた立派なお城です。昭和29年に再建されたものだそうですが、堀に写る姿は立派です。


蛸地蔵天性寺

願かけに「蛸を断つ」そうですが、・・・という事は関西の人間にとっては蛸を断つのが結構つらいことなのですね。日本最大級の地蔵堂だそうです。

岸城神社

だんじりが宮入りする神社です。若い宮司さんがどこから来たのか尋ねられたので鳥取からとお答えしました。すると鳥取・島根にいらしたことがあるそうで、うれしそうにそのお話をしてくださいました。

五風荘

岸和田の資産家一族である寺田財閥が手掛けた回遊式日本庭園とお屋敷。寺田財閥は明治・大正・昭和にかけて活躍した阪神財閥の一つ。現在は「がんこ岸和田五風荘」となっている。

マンサード長屋

大正時代の集合住宅だそうです。スパニッシュスタイルです。マンサードというのは腰折式の屋根の形だそうです。

十六軒長屋

大正時代に造られたながーーーーい長屋です(全長120M)。数えませんでしたが名前から察するところ十六軒あるのでしょう。

三の丸神社

だんじり祭り発祥の地だそうです。

岸和田市役所

 古いけど積み木を積んだようにキュービックで結構素敵なデザインです。

南海蛸地蔵駅

大正14年に建築された南欧風の駅舎。置物の蛸が座っているような可愛さがある駅舎です。ホールの天井ライトやステンドグラスが素敵です。
ステンドグラスの写真はこちらをどうぞ。

蛸地蔵商店街

蛸地蔵から南海蛸地蔵駅までの通りが蛸地蔵商店街になります。蛸地蔵駅も味わいがありますが、この商店街も味わいがあります。

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