大阪の食堂・レストラン

僕たちは年に数回、大阪に行きます。大都市大阪の中で最近行ったレストランを拾ってみました。大阪はどんどんお店が変わっていくのでもう無くなっているものもあるかもしれません。
京都の「近又」はこちら


きじ 本店

梅田のガード下の迷路のように入り組んで、とても昭和な食堂街「新梅田食道街」の中にある。店内は右下の写真のように鉄道の高架の鉄筋コンクリートがアーチ状に露出し、時折ガタゴトと頭の上を電車が通る。天井から吊された裸電球の光や、周りを飛び交う音楽のような大阪弁と相まって、僕たちはまるでアラブの迷宮に迷い込んでしまったようだ。ここには松田優作の映画「ブラック・レイン」に描かれている異国の大阪がある。「すじ玉」を食べる。うまい!うまいジャンクフードほど空腹の時のご馳走はない。すじとネギ、そして生地の中に練り込まれたキャベツの芯に近い部分が不思議な味と食感のハーモニーを奏でている。・・・・お店から出たとたん! ・・・・白日夢から覚める。
梅田スカイビルの地下TOKIA(東京)にも支店があるが、この店の持つ穴ぐら的 and リドリー・スコット的雰囲気は何物にも代え難いご馳走だ。



高麗橋 吉兆 なんばダイニングメゾン店
平成28年11月12日に訪問

みなこ:本店以外の高麗橋吉兆はもう3回目ですが、なんば高島屋ダイニングメゾンは初めてでした。当日の午後に予約の電話を入れたとき、快く受けてくださったのは湯木さんでした。お店でも親しくお話をしました。高島屋の9階はおもてなしダイニングという名称にふさわしく、デパートとは思えないゆったりしたフロアでした。吉兆は、その一角にあり中はシンプルでテーブルも広くゆったりしてました。
お料理は、懐石三種のうちの「井筒」(一番、吉兆らしい懐石ということで)をいただきました。まずは、日本酒を少し杯に頂き、先附。紅葉の器にカニの蕪巻き、ゆずの器に松茸の煮物。次は、煮物椀、お澄ましの中に鵜の団子と小さな角餅。これがお椀を開けた時の香りのよさはさずが吉兆でした。造りは、あぶりヨコワ、鯛、剣先イカ。焼き物は、時期に合わせてカマス。これが今まで食べたカマスの中で一番美味しいカマスでした。
炊き合わせは、お野菜に穴子。季節のご飯は、貝ご飯で、ついてきたお漬物も赤かぶ・守口大根など最後まで美味しくいただきました。

かずひと:紅葉のシリーズの器が大変美しかった


 


高麗橋吉兆 JR大阪三越伊勢丹店(閉店)

高麗橋吉兆の支店です。大阪駅南の大丸から大阪駅北の三越・伊勢丹へ移動しました。店の名前も本吉兆から高麗橋吉兆の支店となりました。
二年前の全く同じ日に本吉兆(吉兆大丸梅田店、下のセル)へ行きました。店は違っていますが二年ぶりの再訪です。予約していったら個室をとってくださってました。前回と季節が同じなので、ほおずきを使った前菜や若鮎の塩焼きはほぼ同じ料理でした。これがこの季節の吉兆の定番料理なんでしょう。吉兆の懐石は季節を大事にします。季節感は日本料理の大切な要素の一つです。写真左の鱧とジュンサイと青梅のスープがとてもおいしいです。それに銀色の椀が涼やかで美しい。お酒は最初は冷たいビールで、ついで吉兆という名の麦焼酎をいただきました。それ相当のお値段はしますが、間違いなくおいしい料理がいただけます。




吉兆 大丸梅田店 (閉店)

本吉兆の支店です。デパートの食堂街に入っている店なので入りやすいです。7月に会席料理を頂きました。夏らしく鱧と稚鮎がメインディッシュでした。いずれもとても美味しいです。稚鮎の内臓の苦さは僕の味覚の守備範囲で、味覚の上位中枢は「とても美味しい!」と言っています。鱧の湯引きはかめばかむほどに旨味が増していきます。ジュンサイと鱧のお吸い物も抜群に美味しかったです。濃すぎない上質な出汁と最小の塩分、日本食の旨さの根源を感じます。また左下の写真のように上手に「ほおずき」を使って涼やかな季節感を出しています。料理は幅広く、長い歴史に培われた引き出しの広さを感じさせるものでした。ホールの係の対応もとても訓練されており、デパートの食堂街のレベルではありません。やや暗めの照明も、BGMが無いことも気持ちを落ち着かせ、料理を引き立てます。僕たちの中では京都の近又に次ぐおいしさでした。



味吉兆 大丸心斎橋店

デパートの屋上レストランであるにもかかわらず、2010年版ミシュランで星一つをもらったレストランです。吉兆の暖簾分けから始まったお店です。関西風の薄口の味付けで上品な旨味を引き出しながら素材の良さを生かしています。季節と料理に合わせた漆器・陶磁器など食器類も素晴らしいです。時に名店に行くと慇懃無礼なスタッフに行き当たることがありますが、ここのホールスタッフは妙に肩に力が入らず、失礼にならない快いレベルでフレンドリーです。かっこをつけたり気取ったりしない大阪人の特質でしょうか?しかも支配人さんでしょうか・・、フロアを担当しておられるおじいさんがとっても素敵な方でした。左下のエントランスの写真はそのおじいさんが撮って下さったものですが、味吉兆の文字は開店している時は店内に続くドアで隠されていて、わざわざそのドアを閉めて写真を撮って下さったものです。また行きたい店です。



えび屋 法善寺横丁本店

法善寺横町の正弁丹吾亭の向かいにあります。お店の前に藤島恒夫が歌った「月の法善寺横町」の歌碑があります。このあたりは大阪の雰囲気がムンムンしています。僕たちはえび屋4品鍋コース(活きづくり、具足煮、甲羅揚げ、すき鍋)を頂きました。それぞれの伊勢海老料理に工夫が凝らしてあり、海老ばかりでも飽きません。多分カニだとそんなに食べられないと思います。コース最後のすき鍋のだしがおいしいです。そして鍋の後の雑炊も、これまたとてもおいしいのです。「なにも文句なし!」の上にとどめを刺された感じです。そしてなにより法善寺横町らしいしっとりした雰囲気がよいです。
お店を出るとき、表まで年配の着物姿の仲居さんが送りに出てくれました。そして深々と頭を下げて大阪弁でお礼を述べ、いつまでも見送ってくれました。既に日が暮れ、法善寺横町の路地の打ち水にネオンの明かりが映っていました。



浪花割烹 喜川 (

法善寺横町にある大阪を代表する割烹料理店。このページの下にある正弁丹吾亭のすぐ近くにあります。淡くしかもデリケートな味付けです。この味付けを愛でるためには、客の味覚の修練も必要でしょうね。カウンターでオープンキッチンですが調理場には緊張感がみなぎっており、それが清々しい印象を与えます。織田作之助の夫婦善哉の中では「花月亭」という寄席があった場所に当たります。いただいたのは、家内とほのかな記憶をたぐり寄せると以下の通りです。 1.和風コーンスープ(トウモロコシのすり流し)、2.トマトの水煮、マヨネーズのように濃厚な豆腐の裏ごししたものをかけて、3.お刺身3品 (昆布じめの鯛、 焙り鱧淡路産ウニのせ、 トロと辛味大根おろし)、4.芝エビ・ズイキとヨモギ麩のおすまし、5.ノドグロの炭火あぶり、6.辛味大根おろしと薄口の出汁で炊いたあら炊き、7.鮎と天然鰻の焼き物に山菜のミズの和え物をそえて、8.ジャガイモの原種(名前失念)と「いわがき」のみそだれがけ、9.佐賀牛の炙りバルサミコソース、10.焼き餅入お粥、漬け物・自家製昆布の佃煮、11.デザートパッションフルーツとオレンジのゼリー寄せ、12.山形のお茶とのし梅。最後のご馳走はお勘定の後に店主が外までお見送りをして下さった事です。2009年11月追記:ミシュランの星一つをもらいました。



正弁丹吾亭

創業113年の老舗。我々はおまかせコース花を頼みましたが、その料理数、美味しさに驚きました。さすが、大阪、美味しいものを手軽な値段で頂けるんです。写真右端の上はここの名物「味噌おでん」(みなこ)。 織田作之助の「夫婦善哉」にも、たこ梅や出雲屋と並んで出てくるお店です。当時はおでん屋(大阪では関東煮)でした。味噌おでんはその名残だったのですね。法善寺界隈を歩いていると柳吉や蝶子に会えそうな気分になります(かずひと)。店の前に織田作之助の文学碑があります(写真右端の下)。
法善寺横町とみずかけ不動さんはこちら!


たこ梅 本店

道頓堀にある関東煮(かんとだき)と蛸・鯨料理のお店です。創業以来、160年を超える歴史をもっています。道頓堀の本店は左下の写真のように風情のある建物です。大阪では「おでん」ではなく「関東煮」と言います。もちろん竹輪麩などはありません。道頓堀から千日前、法善寺横町あたりにかけて古くから続く和食の名店が沢山あります。その中の一つですね。でも関西の出汁は本当においしい。しかも沢山食べたのに後でいっこうにのどが渇いてこない・・出汁が濃いのに塩分は薄いのですね!日本酒(白鹿)の燗を頼みました。錫製のタンポで出てきます。ぐい飲みも錫製です。雰囲気がありますね。錫製品は「大阪浪華錫器」のものでした。会計は木札で計算する仕組みです。
僕たちの後で中年の二人連れがめずらしそうにお店の中をのぞいておられました。日本人だと思っておいしいですよ!と言ったけど笑顔を返すだけで言葉が通じませんでした。道頓堀界隈は春節のお休みで中国からの観光客でいっぱいでした。大阪にとってとても良いことですね。

僕たちが食べた関東炊きのネタです。二人でシェアしたものもあります。「蛸の甘露煮(串)」、「牡丹牡蠣」、「銀杏」、「ねぎま(マグロとネギ)」、「菜の花」、「聖護院大根」、「いわし団子」、「鯨すじねぎ袋」、「野菜ふくろ」、「ちくわ」、「ロールキャベツ」、「ひろうす」。この中で敢えて、家内のお薦めは「鯨すじねぎ袋」、僕のお薦めは「野菜ふくろ」です。




法善寺 浅草

75年の歴史があるおみせです。メニューの一ページ目にこのお店の歴史が書いてあります。「当初は上本町で仕出し屋をしておられ、昭和十二年に新世界で料亭を開きました。浅草と言う屋号は、その頃の新世界の活気が店主のこよなく憧れていた気さくで活気にあふれた東京は浅草に似ていることから名づけられました。」でも法善寺界隈は明らかに東京と違うし、東京と違うところが素晴らしい点なのですが。昭和二十二年、法善寺に移り現在の法善寺「浅草」に至ります。

お料理の中心は、冬は「河豚」と「すっぽん」、夏は「鱧」になるようです。僕たちが行ったのは夏なので淡路島産の鱧を使った「鱧懐石」をいただきました。

付き出し ナス・ピーマン・生湯葉の煮びたし 白髪ねぎ添え
湯引き鱧・焼き霜鱧
焼き鱧( 照り焼き、白焼き)
水茄子(自家製)
土瓶蒸し(松茸、鱧、三つ葉)
揚げ物 アスパラの鱧巻
紙なべ 鱧シャブ(玉ねぎ、水菜)
水茄子
鱧茶漬け
デザート 巨峰・キウイ 水ようかん

お酒は僕の大好きな小説の名からとった「百年の孤独」を頂きました。評判通りとても香り高くおいしかった。食事中にふと「あなたが元気でいてくれてありがとう!」と言った家内の言葉が忘れられません。返事はしなかったけどとっても嬉しかった。




wasabi (ワサビ)

若い女性が切り盛りするミシュラン☆(2012年版)の串揚げ屋さん。平成24年1月8日に行きました。法善寺横丁にあります。カウンターが苦手なので、二階のテーブルで「おまかせ」のコースをいただきました。お酒はフランス南西部産の赤ワイン(ブドウはメルローで、産地はボルドーとは言われませんでした)。島根産の山葡萄のワイン(奥出雲ワイン)を勧められたのですが、米子から来たので遠慮しました。揚げ物ばかりなので白ワインは負けてしまうかと思いました。

料理人は料理のコースを提供する場合、様々な素材を、様々な調理法で、次の料理に新鮮な変化と驚きがあるように、そして飽きが来ないように工夫しデザインして提供する力が問われます。そういう意味で最後の「揚げる」というプロセスを経た料理が延々とづづくと、揚げ物の味覚が続き、飽き飽きとしてしまいそうな気がします。ところが、次々と出される一口サイズの串揚げが、新鮮で良質な素材に様々な工夫がなされ飽きが来ないのです。一串一串に表情があり、シェフの女性らしい細やかさと可愛さと、そして時にユーモアさえ感じるのです。

本当に素材にひと手間いれた「ネタ」が次々と出てくるので思い出せませんが、いただいたのは、「小くわい」から始まって、「季節の五種類」、以下順不同で、アルザス料理の「シュークルート」、「牛蒡とあなご」、二度づけOKの「串カツ」、「からしレンコン」、「クルマエビ」、「湯葉豆腐」、「鯛の子」、「もんごういか」、「おおつぶがい」、「三つ葉のきす巻」、「白子」、「下仁田ネギ」、「牡蠣」、「トリュフとチーズのコロッケ」、「マッシュルーム」、「おろし大根とお代わり自由のキャベツとスティック野菜」。「百合根のスープ」、「ココナッツのアイスクリーム」、・・・・etc。締めは稲庭うどんです。

お代わり自由のキャベツや二度つけOKの串カツが大阪の串カツ屋さんを楽しくイメージしています。ストップをかけないと串揚げは出続けます。ストップをかけたいのですが次においしいのが出たら残念なのと、一串が小さいのでついつい続けて食べてしまいます。ネタは全部で四十数種類(詳細失念)あるという事でした。全ネタを食べる人は結構あるとおっしゃっていました。若くないと無理ですね。お隣の同じくらいのお年のご夫婦と仲良くなりました。このお二人はあまから手帖の「大阪名店の凄み」を読まれていらっしゃったそうです。

僕は基本的に千日前から道頓堀あたりの混沌として胡散臭い雰囲気が大好きです。無秩序な音と色彩、音楽のような大阪弁とあふれるアジア系観光客の言葉。ジャージがよそ行きの大阪のオッチャン達、アイスクリームを売るトルコ人。ここはありきたりの日本ではないのです。


 




六覺燈 (ろっかくてい)

平成24年9月16日に訪問、2012年版ミシュランで一つ星の串揚げ屋さんです。雑然とした大阪の台所・黒門市場の中にあります。そういう意味で素材の入手にはとても便利なところでは?海老から始まって20串まで、64歳にはかなり食べ応えがあります。生で食べられるスイートコーンとパンを勧められました。

生来人見知りなのでカウンターは苦手な方なのですが、串揚げや寿司はカウンターできびきびと働く料理人を眺めながら、出来立てをいただくのは気持ちよい。難波で、串揚げで、一つ星で、という事になると法善寺横丁の Wasabi (このページの上)があります。どちらも負けずにおいしいけど、女性シェフのこまやかな工夫と一串一串の驚きは Wasabi の方が上かも?

お酒は、お店の売りが「串カツとワイン」という事なので、シャンパン、スイス産のさっぱりした白ワイン、ポルトガル産のしっかりした赤ワイン(Sogrape Vinhos社のVinha Grande?)、最後はスコッチを(マッカラン)いただく。ソムリエさんがおられお任せしたが、ワインの選択は間違いなかった。

いただいた串をすべては思い出せませんが、思いつくものを挙げると、海老、とんぶり、はも、えんどうコロッケ、筍、貝柱、小鯛、蛸、こんにゃく、チーズ、サーモン、蓮根、桜エビのおこわ、かぼちゃのコロッケ、小なす、などです。作り置きのデザートがちょっと残念。サラダ(きゅうり、枝豆、大根、ゆで牛蒡、キャベツ、?)はお代わり自由です。僕たちが行ったラ・トゥールがある東京の交詢ビルに支店ができたようです。

 



本家 柴藤

平成24年8月のお盆にお邪魔したました。創業は1713(正徳3)年、船場の上方鰻の老舗です。鰻のコース料理をいただきました。以下、いただいたコースです。八幡巻、うまき(がっちりしているというより、触ると壊れそうな、ふわふわの卵焼きです)、白焼き、うざく、まむし(うな重のこと)、肝吸い、フルーツは甘いスイカでした。別に頼んだ泉州水なすの浅漬けもおいしかった。

関西では「うな重」の事を「まむし」と呼びます。まむしでは鰻はご飯の上だけでなく、ご飯の間にも入っています。ご飯とご飯の間にウナギをはさんで蒸すというものです。ウナギはご飯の温もりでフンワリと蒸され、ご飯にはウナギのタレがしっかりとしみこみます。「ご飯の間(ま)で蒸す」というところから、「まむし」と呼ばれるようになりました。まむしの意味についてはこちらをどうぞ。

お店の方の対応が老舗にありがちな威張ったところや嫌味なところが全くなく、とても優しく親切です。レジスターはありますが、手計算でした。さすが老舗!と変なところに感心しました。これは昔行った神戸の東天閣(算盤で計算)以来です。従って・・・かどうか、カードは使えないようです。

5時の予約で完食後にお店を出ると、まだ明るいのに「本日の鰻は予約分で売り切れでございます」と表示されていました。このところの鰻の稚魚の不漁で鰻は貴重品になっています。



レストラン乃呂

昭和33年創業の洋食屋さんです。平成22年発売のあまから手帖「大阪名店の凄み」で「ホンマの名店61選」のトップを飾って紹介されているのが、この洋食屋さんです。紹介のキーワードは「デミソースと半世紀」です。前菜とデザート以外はシェアしていただきました。

 前菜盛り合わせ(九種、写真下左):ほのかな記憶によると、鮟肝、蟹サラダ、フォアグラ、ブリのカルパッチョ、コールドビーフ、自家製なめ茸、生ハムとラ・フランス、蒸し鶏(?)、あと一つ思い出せません。見てのとおり洋食の前菜です。これを一つずつ楽しみながら生ビールを飲んだらそれだけで幸せになります。
 クルマエビと牡蠣のフライ:三種のソースでいただきます。クルマエビのフライは海老の香りたかく、足や尻尾までカリカリに揚がっています。牡蠣は熱々ですがなかはトロトロです。
 ビーフカツレツ:外はカリカリで、肉はレアに揚がっており、牛肉のうまみが満喫できます。甘酸っぱいトマトソースと一緒にいただくとさっぱりして油濃さを感じません。
 ビーフシチュー(写真下右):コクと旨みがあるけど、意外なほどしつこくない絶妙なシチューをいただきました。お肉はもちろんだけど、とろとろのデミグラスソースがとてもおいしい。空腹な時にご飯にかけて食べたい。濃厚なデミソースですが、不思議なことに「さっぱりとしていて、コクのある料理」という言葉通りになっています。
 ドライカレー:締めにいただきました。  デザートは焼きりんごのバニラアイス添えにコーヒー

 
なだ万 リーガロイヤルホテル店

なだ万はもともとは大阪の料理店ですが、現在は東京に軸足を移しています。ビジネスのパイは東京のほうがずっと大きいし、海外へ向かうということを求めるならば東京に移るのは自然です。料理はとてもおいしく、サービスも一流で文句をつけるものは何もありません。ただ大阪割烹にこだわる人には向かないかな?大阪にはおいしい和食店がたくさんあるのに、わざわざ東京の和食を食べる必要もないですものね!僕自身は、一般的な和食のレベルは大阪・京都のほうが東京より高いと思っています。でも何度もいいますがとてもおいしいお料理です。



ジパング ブリーゼブリーゼ店

なだ万の和食系創作料理店です。作る方も食べる方も、和食系創作料理の位置づけは難しいです。食器や調理法に創作性の高さがあることは認めますが、美味しい和食が食べたければ「なだ万」に行った方がよいです。フランス料理なら隣のブノア、アメリカン料理ならやはり隣のニューヨークグリルの方が美味しいでしょう。ジャンルを超えた創作料理は、何かを創造しながら、でも何かを失ってしまわないようにしなければなりません。そこのところが出来ているのかな?と思います。料理は美味しかったこと、食事は楽しかったこと、そしてお店の方達の対応は素晴らしかったことは書いておきます。



美々卯 本店

「うどんすき」で有名な美々卯の本店です。ただし美々卯発祥の地はの耳卯楼という店らしいです。現在は千利休宅跡の近くに美々卯堺店がありました。地元の人でいっぱいでした。僕たちがいただいたのは、ちょっと贅沢をして伊勢エビ入りのうどんすきです。最初にお造りで出てきた時に、伊勢エビ君の目と手がさかんに動いていました。「ごめん、ごめん (^^;)」と言いながらおいしくいただきました。超豪華版の鍋焼きうどんという感じですが、だしや具のおいしさはやはりただ者ではありません。すき焼きの最後にうどんを入れて「うどんすきだー!」と言っていた自分が恥ずかしい。

 
角力茶屋

昭和21年創業、法善寺で名代の「ちゃんこ鍋」屋さんです。大阪らしいしっとりした雰囲気の横町の中にあります。夕暮れの石畳の路地には打ち水がされ、そこにネオンの光が映っています。法善寺横丁は大好きな街です。
海鮮特別ちゃんこ鍋をいただきました。大きな蛤やクルマエビから始まる海鮮は新鮮でおいしい。そしてなによりも関西風の薄口のだしはおいしくて、スープのようにいくらでもいただけてしまいます。しめにおうどんをいただきました。おなかいっぱいです。それに女将さんのお話しがとても楽しかった。
今は廃刊になった雑誌「大阪人」の2009年11月号にはこの店が大きく特集されています。
猫の「かにかま」君はこちら!
 


与太呂 堂島本店

昭和2年創業の天ぷら・鯛飯の専門店です。調べてみると、以前は高麗橋にお店があったようです。
趣のある古い一軒家の日本家屋を使っています。二階のテーブル席の和室に通されましたが、窓越しには次第に暮れゆく堂島側の光景が見えます!行き来する船を眺め、川の町大阪の風情を堪能できます。窓の左前方は学生時代によく利用した京阪の淀屋橋駅が見えます。
名物の鯛飯は、まるごと一尾の天然の鯛と米を昆布・鰹のだしで土鍋で炊きあげたものです。炊きあがりの土鍋の蓋を開けると、鯛の香りが一気に部屋中にひろがります。




道頓堀 今井 本店

うどん文化の大阪、その中で「だしの今井」と呼ばれており、大阪うどんを代表する名店です。大阪のうどんは「だし・麺・具」の総合芸術です。大阪うどんの代表、きつねうどん (下品な言葉ですが大阪では時に けつねうろん とも聞こえます) はとてもおいしいそうです。僕たちは夕食に行ったので鱧すきうどん鍋を頂きました。鱧すきうどん鍋は、具が鱧になっただけで美々卯の「うどんすき」に似ています。鱧とおいしい「だし」を堪能しました。




大阪つる家 なんばダイニングメゾン店

明治41年に北浜で創業した日本料理店です。現在はホテルやデパートに出店しています。まっとうな関西風の日本料理がいただけます。デパートの中なので敷居も低く、土日は休み時間もありません。高級食材にはこだわらず、その分お手頃な値段設定になっています。例えばキノコの土瓶蒸しは松茸ではありませんが、出汁がおいしく上品でキノコの香りも良く、これはこれで充分楽しめます。梅田の大丸のつる家にも何度か行きましたが、こちらはウナギの専門店です。あつあつの「う巻き」がとてもおいしく、同じビルにあった竹葉亭よりもずっとおいしかった記憶があり余す。



  福喜鮨 本店

平成25年9月15日、台風18号の嵐の中、お店にお邪魔しました。明治43年に東京柳橋で創業、大正5年に大阪日本橋に移転した伝統あるお店です。従って、大阪寿司ではなく江戸風のお寿司が看板です。シャリはお塩を多く使い、その分甘味が少なくて、お魚のうまみをよく引き出しています。またその分甘口のお酒がよくあいます。

80歳になられる三代目御主人が握ってくださいました。また四代目のお話もとても面白かったです。お魚はとれたてを捌いてもおいしさが十分表現されず、一日ほど生簀で慣らしてからのほうがおいしいそうです。従って台風の日曜日にお邪魔しましたが、月曜日より火曜日のネタが心配だそうです。

頂いたのはまず「お刺身(鯛、ヒラメ、しまあじ)」です。そしてにぎりは、 中トロ(大間)、ハマグリ、牡蠣の軍艦巻き(厚岸)、イカの新子、鱧(韓国産)、こはだ、しめさば、酢じめの鯛、煮あなご(淡路島)、マグロ赤身、ミル貝、卵(こちらの名物でもあります。)など、頂きました。お寿司ではありませんが、泉州のミズナス(露地もの)もいただきました。立派なお値段ですがそれに見合う立派なお鮨とお店です。
 
 

  すし処 錦

平成25年11月3日に訪問しました。法善寺にほど近い千日前1丁目にあります。若い職人さんが握ってくれました。仕事が手早く、接し方がとても気持ちの良い青年でした。カウンターに張り付いていると、確かに鮨は握る職人の気質も味の重要なファクターだという事がわかります。

さば棒寿司が有名で、確かにとてもおいしかったです。ウェブサイトには以下のように書いてあります。片身漬けした新鮮な鯖を、最高級の「求肥昆布(ルュウヒ)」で仕上げた。当店自慢の味。
その他、以下のお料理をいただきました。またお酒は愛媛県の「京ひな 五億年」をいただきました。

「お造りの盛り合わせ(右下の写真です)」:しまあじ、かんぱち、甘エビ、トロ、つぶ貝
「にぎり」:大トロ、シマアジ、大トロの鉄火巻、卵焼き、赤貝、鮑、アナゴ、ウニ
「一品料理」:きんきの塩焼、土瓶蒸し
 
 



すし萬 大丸心斎橋店

総本家 小鯛雀鮨 鮨萬
 承応2年(1653)鮮魚商開業、天明元年(1781)すし店開業という老舗中の老舗です。近松門左衛門の「今宮心中」でも取り上げられているそうです。まずはこの歴史に圧倒されてしまいます。鮨萬の歴史はホームページに詳しく書いてあります。本店は日曜・祭日はお休みなので、心斎橋大丸新館13Fにあるお店へ行きました。東の生駒山の方に開けた景色がとてもきれいです。写真は棒鮨の「小鯛雀鮨」と「阿奈古すし」です。この他、「ばってら」と東京風のにぎりずしもいただきました。もちろん皆おいしいのですが、特に「ばってら」のおいしさには驚きました。 

大阪(船場)の寿司と東京の寿司の違い

 東京のにぎり寿司は職人が握って客に出した瞬間が食べ時です。「二寸六分の懐石」と呼ばれる大阪の寿司は、客筋が船場の大店の旦那などで、持ち帰りや配達が原則でした。ですから持ち帰った頃が食べ時となるように作られています。従って、船場の一流の大阪寿司の店には食堂はありませんでした。食べるのは同じ一口だが、江戸のにぎりや細巻きはファストフード。それに対し、大坂寿司は素材の一つ一つを手をかけて調理し、それを箱に入れ押して美しい姿にするという、とんでもないほど手間のかかるスローフードなのです。「二寸六分の懐石」と呼ばれる所以です。 大阪ずしについてはこのページの下の方、「本福寿司」,もご覧ください。箱寿司の写真を載せています。




永楽町スエヒロ本店

しゃぶしゃぶ発祥の店。昔は全国にあり、一度六本木通りの店にも行ったことがある。また学生の頃、枚方市の牧野に支店があり、おそるおそるお昼にカレーだけ食べに行って、あまりのうまさに感動したことがある。二人でお肉を600g食べる。とてもおいしいです。民芸調の造りで、食器も良いし、棟方志功の版画も良い。若い仲居さんも良く訓練されていて対応が気持ちよい。一人鳥取出身の方がおられた。もうカレーはないです。



道頓堀 はり重

大阪の有名な肉屋さんです。古い三階建ての民家を戦後直後に移築したものです。レストランは僕たちが行った日本料理の他、洋食と軽食のレストランも併設されており、それぞれがおいしいです。僕たちはお座敷ですき焼きを食べました。関東風に「わりした」で牛肉を焼きます。たぶんその方が味付けが安定するのでしょうね?200グラムをぺろりと食べました。御堂筋に面していますが意外に静かです。料理は最初のみ手慣れた仲居さんにお任せします。後はご自分で!入り口で客を取り仕切る下足番のおじいさんがいます。ハーレムのジャズクラブのドアマンのおじいさんを連想させました。



新喜楽 ヒルトンプラザ イースト店

古くから続く料理屋さん。天ぷらと鴨鍋が有名。「ひょうたん」のロゴが太閤さんの街らしくて素敵。料理は斬新でも高級でもない。外食産業としての立ち位置は、居酒屋とレストランの中間あたりで、気楽に入れる。それは、もともとは法善寺横町のお店だったという伝統として引き継がれているからかもしれない。ですから高級店のサービスを要求しないように。それが楽しみ方です。刺身も特に新鮮だとは言えない。でも出される料理すべてに言えるのだが、その関西風の味付けは秀逸だ!イモの煮っ転がし一つとっても美味である。思わずお酒がすすむ。 いかにも大阪の法善寺あたりの老舗で食べている感じがある。出来ることなら法善寺あたりにフラッグ・シップとしてのお店を出して欲しい。写真下の左は天ぷら、右は鴨鍋です。



心斎橋総本家 浪花そば

「そばしゃぶ」(写真)が名物の蕎麦屋さんです。「そばしゃぶ」とは、右下の写真のように小さなざるにそばを入れ、お出汁に「しゃぶしゃぶ」とし、ネギやショウガなどの薬味を加えていただきます。もちろん蕎麦だけでなく、サシの入ったおいしい牛肉やお野菜・豆腐なども入れて普通のしゃぶしゃぶも楽しみます。この蕎麦は食べ放題ですが、残念ながら二玉から三玉程度が限界でした。しゃぶしゃぶ自体でおなかがいっぱいになるのと、うどんと違って蕎麦はもさもさして、それほど沢山は食べられないことに気が付きました。締めには冷たい蕎麦の方がおいしいかもしれません。近くに姉妹店の「しゃぶしゃぶ・うどんちり にし家本店があります。こちらはうどんなのですね。



八幸

昭和27年創業の老舗で、自社ビルのお店は全席個室のためゆったりくつろいで旬の食材を堪能できる。冬はふぐ料理、夏は鱧料理が中心だそうです。僕たちは「てっちり一式」を頂きました。てっちり・てっさ・湯引き・唐揚・つけ焼きふぐ(炭火にて)・雑炊・フルーツ(メロン)のコースです。とてもおいしかったです。 僕たちが何故この店を選んだかというと、2008年10月31日(金)放送のぐるナイ「恋人選びの旅」でナイナイの二人が食事をしたお店だったからです。お店の方によると、岡村さんとやべっちはヒラメのお刺身とてっちりを食したそうです。
ところで、予約を入れるときの八幸さんの電話の応対は素晴らしかったです。以下、家内と予約係の方の電話です。もちろん大阪弁の優しいイントネーションでです。
八幸の受付さん・・「ありがとうございます。うちの店を見はったんはテレビですか?インターネットですか?」
私・・「テレビで見て、インターネットで確認しました。」
八幸の受付さん・・「まあ、そうですか!アリガトございます。たくさんのお店の中から、うちを選んでくれはってありがとうございます。お待ち申しております!」
昔ながらの老舗だと思い、もう一回再確認の電話をいれたところ、
「わざわざ電話して頂いてありがとうございます。もうお声だけで信用しておりますので。お待ちしております。」
さらに沢山歩いて疲れ切ってお店にたどり着くと、玄関で僕たちが来るのを待って下さっていたのです。
もうこれだけで充分ご馳走を頂いたと思いませんか?




づぼらや道頓堀店

創業は大正9年という老舗の食堂です。大阪では条例でフグを食べることができなかったそうですが、昭和22年にフグ食が解禁され、それまで普通の食堂だった「づぼらや」は、フグの身とアラのダシに豆腐と青ネギを入れた「ふぐ汁」を考案しました。これが現在の「てっちり」の源流になるのだそうです。ちなみに全国のフグの消費量のうち6割を大阪が占めているそうです。近くの黒門市場に行くと高価なトラフグがたくさん売っています。
新世界のお店が本店ですが、僕たちがお邪魔した道頓堀店で夕景の道頓堀を眺めながらいただくフグはまた最高です。コースで、てっちり、てっさ、から揚げ、白子の宝楽焼き、をいただきました。フグの出汁が出たしめの雑炊がおいしいです。てっちりに関しては
「大阪21世紀協会 大阪鍋物語」に詳しいです。こちらによると「づぼらや」の店名の由来は、お客さんに「づぼら」にしてください。という意味だそうです。思いっきり「づぼら」にさせていただきました。



楽待庵

大阪天満のOMMビル21F(レストランは22Fのスカイラウンジ)にある。OMMビルは僕たちが学生の頃にできた当時は大阪随一の巨大ビルだった。京阪中之島線の開通や八軒家浜船着き場もできて天満はこれから発展する可能性があります。まずは360度の眺望が素晴らしいです。一般的に眺望を売りにするレストランはそれに頼って料理はおざなりになるのですがここは違います。手のかかった料理はそれぞれが抜群においしい!ここの料理人の腕は確かです。天神祭や桜の頃はお客さんがいっぱいで予約が難しいそうです。真ん中は先付け、右は六甲山系に沈む夕日です。



河 久

大阪駅前第3ビルの33Fにある和食レストラン。眺望が素晴らしいので窓側を予約して出かけるのがよいです。会席料理をいただいたのですが、どれも手のかかったおいしいお料理でした。その中で意表をついておいしかったのは「れんこんすり流し」です。今まであまり食べたことがないものでした。周りが大阪弁なのは当たり前ですが、隣席のエリートサラリーマンさんがギャグを連発したり、あちこちで電話が鳴ってしかもその電話に出たり、子供が走っていたり・・・・など、とても大阪らしくて良いです!(皮肉ではありません、最近本当にそう思うようになりました。というか、それが受け入れられるようになりました。)



ねぎ焼 やまもと 梅田エスト店

開店30分前の午前11時に行ったら既に列が出来ていた。トラベルガイドを片手に持った若い女性の旅行客が見られる。今や大阪の名所になったようです。ネギ焼きは本来は「まかない料理」だったそうです。上の「きじ」とは微妙に違う、とてもおいしい大阪お好み焼きが食べられます。僕たちが食べたのは「すじネギ」です(写真左下)。大量のネギ・おいしく煮込まれたスジ・コンニャク、それにマッチした薄目のソース、絶妙な焼き具合・・・おいしさの理由は確かなものです。右下は十三のお店に行ったけど、お休みだった時のものです。この時以来の念願を叶えることが出来ました。

ル・コントワール・ド・ブノワ

アラン・デュカスのビストロ。比較的安価に本格的なフランス料理を楽しめる。日本人に妥協しないフランス料理なので、和風フランス料理に慣れた口には結構重く感じるかも?量も欧米のスタンダードの量です。コースで頼むとアラカルトに比べ一皿が少なめだと言うことですが、それでもコースのシタビラメはまるまる一匹出てきた。ジビエのテリーヌは抜群においしかった。今度はテリーヌのパイ包みが食べたい。
追記:2011年ミシュラン☆。
ブノワ東京はこちら!
 
 
夫婦善哉

  大阪に来るたびに法善寺あたりをうろついて、このお店の前は何度も何度も通っているのですが、本来甘いものが苦手なのでいつもパスしていました。今回NHKが織田作之助の「夫婦善哉」をドラマ化するという事もあり、ここをはずして自称「大阪フリーク」もないと思い平成25年8月3日に行ってきました。

お店の説明書きによると、明治十六年(1883年)浄瑠璃語りの竹本琴太夫こと「木文字重兵衛」が副業で始めた「お福」と言う店が始まりだそうです。一人前を夫婦(めをと)に見立ててお盆に仲良くお碗二杯に分けて提供されることから「めをと ぜんざい」が店名になったそうです。織田作之助の小説「夫婦善哉」で一躍有名になりました。近くには織田作之助の歌碑「行き暮れてここが思案の善哉かな」があります。

以前はもう少し風情のある建物でしたが、現在は同じ場所でビルになりました。時代の流れですから仕方がないのですが。でもたたずまいは昔の雰囲気をよく残しています。
   
 
 
シンガポール・シーフード・リパブリック(Singapore Seafood Republic

シンガポール政府も公認のシーフードの名店のオーナーたちが、チームを組んで日本へ出店。南アジアの中心都市シンガポールならではのアジア各国のおいしい料理が楽しめる。大丸梅田店のレストラン街にある。お店の中も南アジア風のテイストにまとめられている。僕たちの席は窓側でからは西梅田のビル街とサンセットが見渡せる。最初、少し冷房がきつめかな?っと思ったがホットな料理を食べると汗が出てくる。
  • チリクラブと揚げパン:チリソースが辛すぎず少し甘みもあっておいしい。揚げパンにつけるだけではなく最後はスプーンにすくって完食。
  • トムヤンクン:思わず咳き込むほど辛い。おいしいけどこの後でるげっぷがすべてトムヤンクンの香りで苦しい!
    海老のココナッツバタープラウン炒め:海老の香りとうまみが引き出されている。
  • オタオタ(魚のすり身にスパイスを練りこんでバナナリーフで包み焼きにしたもの、鳥取の名産豆腐ちくわに似た食感)。
  • サンバルクラム:ハマグリの美味しさをサンバルソースで包んだもの。
  • オイスターフライドホッケンミー:二種類の麺にカキの旨みをたっぷりしみ込ませた屋台の定番やきそば、パクチーの香りが強いです。
   

本福寿司



文政12年創業、心斎橋の大阪寿司の名店。写真は大阪寿司の定番「箱寿司」。江戸では客のオーダーで「間髪入れず供される握り寿司」が発達したのに対し、大阪では「手間暇のかかる箱寿司・押し寿司」が発達した。

自由軒本店の名物カレー



 ライスカレーの発祥の地とも言われる。大阪的サービスというのか、あらかじめカレーとライスが混ぜてある。意外な事に、ご飯はアルデンテである意味カレーリゾットのような食感です。カレーは昔のカレーと違ってハーブの風味豊かです。塩分が少なく、その分、昔のように備え付けのウスターソースをかけて食べるとおいしいです。
 お店のレトロの造りも良いし、ホールの係の人が「おばさん」から「おばあさん」年代で、細やかな配慮がうれしい。レジで取り仕切っている女将さんと思われる方は、吉本の末成由美さんのような頭で、とても大阪らしいファッションでおしゃれしておられ、大阪でないと見かけないような方です。

このお店も織田作之助の「夫婦善哉」に出てきます。

ビストロ・ヴァンサンク心斎橋店

ホテル日航大阪のすぐそば、隣に学生時代にお世話になった餃子の眠眠があります。ビストロらしい肩肘の張らない良い雰囲気です。入口のバーで食前酒を飲んでみたいものです。写真はマッチです。

追伸(09年10月11日):前を通ったらル・ヴァンサンクという店になっていた。
ローズルーム(閉店)

 大阪全日空ホテル内にあります。他の全日空ホテルにも同名のレストランがあるようですがここは別格です。高々と掲げて料理を運ぶギャルソンの姿がとても美しい。料理に対する敬意が見て取れる。あの姿を見ていると僕もギャルソンになりたいと思う。ここではブラッドソースの鴨を食べました、なぜか家内の分まで!シャトー・ムートン・ロートシルトをいただきながら!
(閉店したという話を聞きました。お花をくださった川上さんというソムリエはお元気でしょうか?)

(2000/5/1追記 川上さんはヒルトンホテルでチーフソムリエを勤めた後、独立して北新地でワインバー I WILL を経営していらっしゃるそうです。)

エプバンタイユ

 すしネタがそのまま素材を生かしてでてきます。アワビのステーキがおいしい。マダムがやさしそうな人。このお店からはいまだに案内の葉書をいただいています。
ラ・メール

 都ホテル大阪の中にあります。あの有名な志摩観光ホテルの姉妹店です。アワビのステーキといえばやはりここか?大倉陶園の食器が素晴らしい。
シャンボール

 大阪では一番老舗の大阪ロイヤルホテル(今はリーガロイヤルというのかな?)のてっぺん。内装が華やか。量が多いのと眺望には自信があります。お客が携帯電話をかけていたのはいくら商売の町でも興ざめ。シャンベルタンがおいしかった。
追記:その後、日本人の・・というか大阪人の携帯電話マナーが改善されたようです。
ル・ランデブー(閉店)

 歴史と伝統においては大阪でリーガロイヤルホテルと肩を並べるプラザホテルの最上階にある。BGMや内装も控えめでテーブルとテーブルの間がゆったりしており、照明もキャンドルライトや大阪の夜景が鮮やかに印象に残る程度に押さえてありとても心地よい。ギャルソンも控えめだがお客が飽きないよう上手にお話にきてくれる。ワインの選択は少ないが、ウニのスフレやオマールエビとリ・ド・ボーの煮込み、鴨肉のサラダなど料理はどれもおいしい。(1999年3月で閉鎖)
きしめん・あまの

 「牡蠣入り味噌煮込みうどん」梅田の地下街にある。学生の時から30年以上僕のお気に入り。大阪とは関係ないけど?
トリトーネ

 新地のイタリア料理店、2001年12月24日のクリスマス・ディナーに行った。


米門

 平成17年3月12日の土曜日に大阪梅田のハービスエントに行きました。5Fの米門で食べた生牡蠣がおいしかったです。ところでハービスエントの装飾はいかにも大阪的です。大阪以外ではあり得ないものだと言って良いでしょう。こういう装飾になれている大阪の人には分からないと思いますが?
マーレ クッチーナ
(Mare Cucina)
 隣の米門と同じハービスエントにあるイタリアンです。マーレの名前の通り、その日の新鮮なお魚をとその料理法をオーダーすることが出来ます。僕たちはかんぱちのカルパッチョを頼みました。写真はパルマ産生ハムです。パスタもおいしく、サービスも良く、何よりもお値段が良心的です。
五風 (ACTY大阪内)

 ACTY大阪の27階にある創作和食の店。内装はちょっとチャイニーズで食器は有田焼など良い物を使っている。テーブルは写真の背景のように部屋ごとに区切られプライバシーが守られる。椅子もテーブルも広くゆったりと食事が出来る。
ル・シェル (阪急ターミナルビル17階)

 阪急ターミナルビル17階、左の有馬の隣にあるフレンチ。2000年の12月にクリスマスディナーに行った。ハープの演奏があったのをよく覚えている。今はもうないようです。ル・シェルは新阪急ホテルグループのフレンチに付けられる名前のようです。
有馬 (阪急ターミナルビル17階)

 阪急17番街の上にある鉄板焼きのお店です。僕の印象ではACTY大阪19階の季流の方がおいしかったような気がする。でも景色はこちらの方がよい。

うを佐 (ACTY大阪内)
 ACTY大阪の27階にある寿司屋さん。阪急三番街にもお店がある。ターミナルにあって便利なので僕たちはよくACTY大阪で食事をとる。他によく行ったお店では19階(ホテルロビー)の鉄板焼きの季流と和食の大和屋林泉(ニューヨークの帰りに和食が食べたくて寄った)、16階の玉寿司、竹葉亭、14階のつる家・竹心庵など、特に竹心庵のう巻きは大好物です。そういえばメキシコ料理店もあり、南米から帰った頃、そのころ日本では珍しかったシェビチェ(南米のピリ辛シーフード・カクテル)を食べに二・三度行きました。
千房
 お好み焼きのチェーン店、結構おいしい。写真は西梅田のお店です。ちなみに神戸ではセンタープラザのビッグ・キッドによく行きます。こちらはウェスタンスタイルのお店です。
たこはち
 大阪鶴橋のコリアンタウンにあるお店。ここで初めてチヂミを食べました。おいしかったので、これをきっかけに最近はよく食べるようになりました。
中央軒
大阪各地にある長崎チャンポン・皿うどんのお店です。僕たちはなんばウォークのお店で長崎チャンポンをいただきました。
スープカレー 「心」
サッポロが本店のスープカレー屋さん、僕たちが行ったのは大阪ビジネスパーク店、初めてスープカレー(骨付きチキン)を食べたけど胃の負担が少なくスパイシーでヘルシーです。丸のままで入っているジャガイモもおいしかった。
Lois Cafe Chinois
 
 阪急三番街にある不思議なチャイニーズ・レストラン、チャイニーズのヌーヴェル・キュイジーヌなのだろうか?遊び心がいっぱいです。三番街は確か僕たちが学生の頃に出来たのだったと思いますが、梅田に来るとよく出かけました。

 厳島

天六の広島焼きの店。
僕たちが行ったときは女性三名で仕切っておられました。お勧めは厳島焼き、生地や大量の野菜の他、豚、イカ天、天かす、卵、麺はそばかうどんが選べます。最後に生のネギが山のようにかけられます。ソースは広島のオタフクソースです。



新町砂場

新町南公園にある。元々は大阪城築城の折りに工事用の砂をおいたためにこの名があるらしい。蕎麦は「藪」「更級」「砂場」の三つの系統に分けられるがその一つ「砂場」の発祥地である。



ホテルの喫茶店

ホテルの喫茶店は値段は高いけれど、静かで、椅子がゆったりしていて、テーブルとテーブルの間がしっかり空いていて、トイレは清潔で、街歩きで疲れた体をいやすのにはぴったりです。僕たちがよく行くのは梅田では大阪新阪急ホテル1階のカフェ、心斎橋あたりではホテル日航大阪二階(フロント階)のロビーラウンジ、難波ではスイスホテル南海(旧南海サウスタワー)のロビー階のラウンジです。写真はホテル日航のラウンジですが、窓側で御堂筋を眺めていると飽きることがありません。
Foodie Foodie

大阪グランフロントのパナソニックの展示場にあるカフェです。平成25年9月15日、台風の大雨の中行ってきました。メニューはタブレットPC(ただしオーダーはウェイトレスさんへアナログ通信?)。サンドイッチのパンはGOPANで焼いたもの。そして野菜は写真のようにお店のVegetable Cultivation SystemでLEDをあてて育てたものが出てきます。





京都 近又

近又 (京都)

 格式のある料理旅館、10月末に行ったがちょうど松茸の時期でおいしい松茸や鱧を頂いた。ひとつひとつの素材が厳選され、心を込めて調理され、美しい姿で客の前に出された。食器も古伊万里など厳選されたものであった。僕はこの後、翌日の夜まで「しゃっくり」に悩まされることになるのだが、食べ慣れない松茸何ぞを食べて身体がビックリしたのかもしれない。朝ご飯もおいしい、巻き立てでふわふわのだし巻き玉子は特においしかった。最高級のお料理でとてもお薦めです。

篭の中には鯖寿司・栗・銀杏・茸・からすみなど、小鉢にはいろいろな具の入ったおぼろ豆腐

牡丹鱧:鱧と松茸の吸い物。海から遠い京都は、鯖街道を運ばれた鯖が酢でしめられ、タフな生命力を持つ鱧は生きたまま京都まで運ばれた。

松茸・海老・鱧・銀杏などの炭火焼き、部屋中に松茸の薫りが!!

トロと鯛のお造り

ここの名物の鯛のかぶと焼き

松茸入りの鱧しゃぶ。鱧がお鍋の中で花びらの様に開きます。後でスープをいただくとおいしい。

甘鯛紅葉蒸:甘鯛の飯蒸し、細切り海苔といくらをのせて。

海老芋と鴨の治部煮。治部煮といえば日本版ジビエ料理です。

栗ご飯と白味噌の汁、京都の白味噌は甘くておいしい。夏は赤味噌になるそうです。

朝ご飯、だし巻き玉子はこの後ででます。

この後お店に紹介されてバー「BAR k-ya」に行った。京都らしい本当に素敵な町家バーです。バーテンさんの対応も素敵でした。

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